好きなのはキミ。
下駄箱で上履きに履き替えて一成くんと会談を上がっていくと
「すず・・・」
「・・・・・・秋ちゃん」
寂しそうな表情をしてあたしを、・・・あたし達を見つめる秋ちゃん
不意にあたしは一成くんの手をギュっと握った
そしたら・・・一成くんもギュっと握り返してくれた……
「もう…新しい彼氏?」
なんて言えばいいんだろう……ううん、あたしはなにも言えないよ
どうすればいいの、あたし
あたしはまだ秋ちゃんのこと好きなの?
分からないよ
「橋田先輩でしたよね?元彼って先輩なんだ」
「……そうだけど、お前…大野一成だよな?」
「そうですけど。
なんか用ですか?」
「用があるのはすずだけ
…すず、話があるんだ」
やだよ、やだ
だってもし…もし、あたしが秋ちゃんの方へ行ったら
一成くんとの関係はなくなっちゃうでしょう?
…って、なんであたしこんな事思っちゃってんだろう