好きなのはキミ。




下駄箱で上履きに履き替えて一成くんと会談を上がっていくと




「すず・・・」



「・・・・・・秋ちゃん」



寂しそうな表情をしてあたしを、・・・あたし達を見つめる秋ちゃん

不意にあたしは一成くんの手をギュっと握った
そしたら・・・一成くんもギュっと握り返してくれた……



「もう…新しい彼氏?」



なんて言えばいいんだろう……ううん、あたしはなにも言えないよ

どうすればいいの、あたし
あたしはまだ秋ちゃんのこと好きなの?


分からないよ



「橋田先輩でしたよね?元彼って先輩なんだ」



「……そうだけど、お前…大野一成だよな?」



「そうですけど。

なんか用ですか?」



「用があるのはすずだけ

…すず、話があるんだ」




やだよ、やだ

だってもし…もし、あたしが秋ちゃんの方へ行ったら
一成くんとの関係はなくなっちゃうでしょう?


…って、なんであたしこんな事思っちゃってんだろう






< 14 / 59 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop