好きなのはキミ。
先輩は「ごめん」それだけ言って家を出て行った
…スズメ、ごめん
大きな瞳いっぱいに溜めた涙を指で拭ってスズメを抱きしめる俺
好きになってくれてよかった
好きになれてよかった…
「一成くん…」
「んっ?」
落ち着いたのか俺の名前を呼んだスズメは
「あたし、ね。
一成くんが好き」
俺を見上げて言うスズメに
「俺も好き」
そう言ってスズメにキスをした
ほんと好き、人ってこんなに好きになれるもんなわけ?
こんな短時間で…でも時間なんて関係ないのかも、
「俺と一緒にいたい?」
「うん…離れたくない、よ」
「じゃあさ、」
首を傾げて俺を見るスズメに
「俺と付き合おーよ」
最初の時みたいにそう言った
違うのは自分の気持ちだけ
スズメの答えも似たようなノリで
「当たり前でしょ?」
そう言って俺達は微笑みあった
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