恋心
「大丈夫、大丈夫よ恵理ちゃん。
さぁまた寝ましょうね。
今は自分の体を考えましょう。」


白衣を着た男の人が安部さんと何か話して、点滴に薬を入れた。


いや、眠りたくなんかない。


「あ、あ、あ……。」


うまく言葉がでない。


徹ちゃんの所に行かなきゃ。


徹ちゃん。


徹ちゃん。


徹ちゃん。


お願い連れていって。


お願いだから。


徹ちゃん。


徹ちゃ…ん。


とお…る……。



私は泣きながら意識を手放した。
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