CHANGE〜警視庁特殊捜査課〜
「そんなけ仲良いんなら、大丈夫だろう。」
あっはっはっと笑いながら、いきなり警視監が言った。
なんか嫌な予感………
「大丈夫って何がですか?」
教官も不審に思ったんだろう。
恐る恐る、警視監に尋ねる。
「何って、指導係だ。
矢崎、今日からお前は瀬川の指導係と世話係だ!
しっかり面倒みてやれよ!」
「「はぁ!!!???」」
見事に声が重なった。
指導係って教官!!??
…つーか!!
「世話係ってなんですか!!」
私はおっきな声で警視監に言った。
「まぁ、わからん事は全部矢崎に聞けってことだ。」
「聞いてませんよそんな事!!」
珍しく教官が焦ってる。
「そりゃそーだ。
今初めて言ったからな。」
「そんなの理由になってません!!」
「諦めろ矢崎。警視監命令だ。」
「こんな時に権力使わんで下さい!!!」
矢崎教官…
一応上官相手だから敬語だけど、今にも掴みかかりそうな勢い。