CHANGE〜警視庁特殊捜査課〜
「ここでは俺がルールだ!!
ほら、わかったなら瀬川の机案内してやれ!!
俺は今からまた会議行ってくる。」
大きな声でそう言って、警視監は出ていった。
「…あのおっさん…!!!」
警視監が出ていった後のドアを睨む教官。
「警視監におっさんなんて言っちゃだめでしょ。」
宮下警視が笑いながら言う。
「うるさい!警視監とか関係あるか!!」
怒りやすいなぁ、ホント。
警察学校時代を懐かしく思い出していると
「…瀬川!!」
突然、教官に名前を呼ばれた。
「は、はい?」
「来い!!お前の机だ!!」
そう言われて教官のもとへ向かう。
「必要な物は揃ってるはずだ。
お前の事だから…散らかすのが目に見えてる。
こまめに整理整頓する事!!」
うっ……………
なんで知ってんだこの人……
「どっ…努力します…」
「よし。次行くぞ。」
そう言って、教官は部屋の奥へと進む。
私もその後を追った。