CHANGE〜警視庁特殊捜査課〜



「なんだかんだ言って、やる事やってるよなアイツ。」


「矢崎は面倒見いいからね。」


あははと笑い合う松村警視正と宮下警視の会話が後ろから聞こえてきた。



そうだなぁ…


そう言われると、そうかもしれない。


あんなけ文句言っといて、結局引き受けてくれてるし。



そんな事を考えながら、着いた先は小さな金庫。



「お前の拳銃だ。
管理は自分でしろ。
弾はここから取っていけばいい。」



「ありがとうございます。」



手を差し出して、受け取ろうとするが…



「あの……矢崎教官……?」



渡して…くれない………


…なんで!?



「言っておくが…
…絶対になくすなよ!!!!!」


カッ!と鬼みたいな顔で言われた。





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