【ホラコン】兎心の宝箱SP
実は昨日、庁舎に戻った後、中村は長官に疑問を投げかけてみた。
いくらなんでも、契約を結んでいない一般人を兵器の開発工場に連れいくのは不味くないか? と。
それに対して長官は、『僅か数分で世界のどのコンピューターにもハッキングをかけられる人間に隠す必要なんか逆にないだろう? しかも、彼女は我々より百年先の技術と知識を有している』と返してきた。
第一級の危険人物──。
彼女と政府の間に今までどんな経緯があったのかは分からないが、政府が彼女の生活を脅かさない代わりに、彼女から定期的に技術・知識の提供を受ける事で合意したという。