幸せという病気
「だからどんな方か・・・一度お兄さんにお会いしたかったんですよっ?」
すみれが笑顔でそう言い、授業態度、野球が好きな事、色々な話をし家庭訪問は終わった。
その夜、武と遥は香樹を真ん中に挟んで眠りにつく。
遥は、武と香樹の優しさから、異性に対して前向きになり始めた。
『何があっても守ってくれる人がいる』
遥は恋をしてみたいと思った。
武は、自分がもっと強くなろうと思った。
夢に対して少し前向きになり、そして・・・。
気付かぬうちにすみれに恋をしていた。