幸せという病気
そして夜桜がめいっぱいに、今まで流した涙の分だけ・・・・・大量に舞い落ち、吹き飛んでいく―――。
兄の想いを乗せ・・・。
これ以上無いほどに美しく―――。
幸せって・・・。
決して辛いモンじゃない。
決して悲しいモンじゃない。
みんなそう知ってるけど・・・。
でも・・・幸せって、一体何だろう・・・。
人の想いで、こんなにたくさん奇跡が起こせる世の中って、幸せなのかも知んねぇな・・・。
そう考えると・・・幸せ病って、ホントはすげぇ人間の望みを叶えてくれてんのかも・・・。
だってほら。
夢ん中で会話も出来るし、ありえねぇ事だって現実になっちまう。
翌々考えてみると、最初にすげぇ地震あった時・・・。
校舎に取り残されたすみれと香樹達の為に、あのどしゃ降りの雨降らせてくれたの・・・実は幸せ病なんじゃねぇかなって・・・勝手にそう思ってんだけど・・・。
それに、振り返ってみりゃ、病気が始まる前と今の俺じゃ・・・なんか全然違うしさ。
考え方とか、覚悟とか?
こう・・・色んな面で。
こんな風になっちまったけど・・・今の俺が一番好きだ。
後悔もしてねぇし、戻ってやり直したいとも思わない。