幸せという病気
「・・・お・・・兄ちゃん・・・」
「ん?・・・武さん?」
「・・・お兄ちゃんが・・・ね?・・・・」
助けてくれたよ・・・。
「うん・・・・・・うん・・・そっか・・・遥・・・・・・よかったね?・・・・・」
竜司はそれを聞くと更に涙が溢れ返り、目を瞑って遥の耳元でそう繰り返しながら泣いた。
《手紙・・・ホントはまた一緒に遊ぼうねって、そう書いてあったんでしょ?実は、そこまでは読んだんだぁ私。でもそこが一番大事なとこじゃん・・・すごく嬉しかった・・・》
そのまま竜司は遥の手を取り、ぎゅっと握り締めると、その生きている命の温かさを肌で感じる。