幸せという病気
《・・・付き合ってる人が死ぬんだょ・・・?》

《うん》

《あの子は・・・お兄ちゃんとは違う・・・ただ素直で優しくて・・・平気そうな顔してても・・・そんなに強くないんだょ・・・私が苦しんでる姿をいっつも見て、いっつも悩んで・・・でも・・・》

《・・・でも?》

《・・・》

《いっつも一緒に居てくれるんだろ?》

《・・・》

《それを強いって言うんだよ?あいつは逃げない。ちゃんとおまえの傍にいるじゃん。いつもこうやってさ》













逃げたかったけど・・・・・ダメだった。















いつからか、遥達といると・・・。















前みたいに、自分に嘘がつけなくなってたんだ・・・。















《生きて、生きて・・・おまえが遥を幸せにしてやってくれ》

《・・・武さん・・・》

《おまえにしか出来ねぇから》

《・・・》

《あいつを・・・頼むよ》


















たくさん悩んだ・・・。












でも、それが何故だか自分の中で、意外にも心地よくて・・・。













こんな気持ちを・・・俺、ホントはずっと望んでたんだなって、そこで初めて気が付いた。













自分にも、誰かにも・・・正直に生きていられる嬉しさを・・・。










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