幸せという病気
「・・・幸せに・・・・・・してやってくれな?」
そしてだんだんと・・・武の意識が遠くなっていく。
「・・・お兄ちゃん!!!」
遥が興奮して武の体を大きく揺すると、竜司がそれを止めに入った。
「死なないでよ!!ねぇ!!!!死んじゃ嫌だよぉ!!!!」
「ハァ・・・ハァ・・・」
再び、武に人口呼吸器が付けられると、祖母は廊下へと飛び出して行く。
「お兄ちゃん・・・死んじゃ嫌だぁ・・・」
香樹も我慢し切れず、顔を涙でぐちゃぐちゃにしながら・・・懸命に訴えかける。
「先生!!・・・・お願い!!!お兄ちゃんを・・・・」
そして香樹が遥に寄り添うと、遥は震えながらその場でうなだれた・・・。
「・・・お兄ちゃんを助けて下さい・・・」
病院の廊下。
息を切らし、歳を重ね弱った体で祖母は・・・。