あなたとわたし〜魔法と呪い〜2


次の休日に龍さんに会いに行った。


「結婚!!??」

はいと普通に答えた俺に、さらにびっくりしていたけど



「なにがどうなって、そんなに話しが飛躍するわけ?」


「だから…ずっと言ってるじゃないですか、
運命なんです。

運命なんだから、いつしても同じですよ。」

ため息をついてあっそーっていう龍さんに…千李さんがいう。



「今まで、たくさんたくさん傷つけてゴメンなさい。

たくさんたくさん迷惑かけてゴメンなさい。


私も…勇作と少しずつ…前に進むから。


龍くんも…もう幸せになって。」


龍さんは少し複雑そうに笑ってた。

多分…いや…絶対…龍さんは千李さんが好きだった。
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