あなたとわたし〜魔法と呪い〜2
「なんとか言え!!」
そう言う幹斗は見たこともないくらい怖い顔をしてる。
「私は自分の気持ちに余裕が欲しい。
疲れて帰って、『幹斗いるからご飯作らなきゃ』とか
『早く帰らなきゃ』とかしなきゃって思いたくないから。
入社したらきっと余裕なくなるもの。」
「本気で言ってんの?
本気でそう思ってんの?
お前…そんなふうに飯作ったりしてたの?
そんなふうに家にきたりしてたの?」
上手く伝えられない。
そうじゃない。
「違う。余裕ないときに行かないもの。
そんなふうに思ったことない。
でも…そうなったら?
ならないとは限らない。」