あなたとわたし〜魔法と呪い〜2
あっという間に、12時を回り、千李さんが仕事上がりに迎えにきた。
「千李さぁーん
おちゅかれー」
酔っ払ってんの?
あれが自なの?
「勇作。
って……先生?!
ハアッ?なんで?」
「よー川野。
結婚だって?
勇作なんかさぁー、一生結婚しないと思ってたよ。
よっぽどお前が好きなんだなあ。」
「そうですよ。
勇作…私が大好きなんです。
なにせ私達…運命なんですよ。
じゃあ…勇作…貰って帰ります。
幹斗くんもじゃあねー
恵子によろしく。」
そう言った瞬間、勇作が…
「だめだめ。
千李しゃん。
幹斗…また志賀恵子に振られたの。
もう壊滅的だよ。
そのうち千李しゃんの友達。志賀恵子に紹介してあげて。
幹斗…またヘタレてるから…こいつこそ一生独身。」