あなたとわたし〜魔法と呪い〜2
ポンポンと頭を叩かれた。
「頭あげろ。」
先生はニコニコしてた。
「お前のヘタレっぷりは相変わらずだな。
何で志賀が離れてくの?
お前なりに愛してきたんだろ?
お前もちゃんと愛されてきたんだろ?
」
コクんと頷く。
自信はある。
愛してきた。愛されてきた。
「だったら、自信もて。
お前…もうちょっと自分のことも考えろ。
ずっと離れてったら…って考えてんだろ。
ずっと志賀のことばっか。
志賀がどんどんキレイになってくから、焦ってんだろ。
やりたいこと見付けて、どんどんキラキラしてくから。」