あなたとわたし〜魔法と呪い〜2
「…確かに、今何かに構ったりする余裕とかってないのかもな。
実際、俺一人で、恵子養うとか無理だったよ。」
もし、先生に言ったみたいに妊娠してたり、就職に失敗したりしてたら、
俺…恵子と上手くやれてた自信がない。
今の自分は到底、大学の頃とは掛け離れてて、
飯を作ったり、掃除したりそんな余裕はさらさらない。
ただ時々無性に恵子に会いたくなる。
声が聞きたくなる。
もう自然消滅みたいなもんなのに…
勇作がくれた恵子の住所を眺めて、ため息ついてる自分がいる。