あたし、脱ぎます!《完》



「今日はごめん!

淳平のところも行くんだよね?」



高校時代と
変わらない明るい笑顔を
浮かべた理くんに、

あたしは
「うん」と頷くが、

佳代は睨むように
目を向けた。


理くんも
「何だよ?」と反抗的に返す。



「お兄ちゃん?
何で学校行ってないの?

母さんたち心配してるよ」



「あ、あぁ。ちょっとな。

でも
GWが明けたら行くから心配するな!」



「本当?信じて良いの?」



「大丈夫だって。俺を信じろ!!」



いつもの調子で
飛び交う兄妹の会話。


一通り話し合いが済んだ後、

理くんの案内で
淳平くんが通う大学に行くことになった。



淳平くんは
大学でもバスケを続け、

一年生にして
レギュラーになったらしい。


そして
今日は他校との練習試合が
大学の体育館であるので、

そこへ
連れてってもらうことになった。



電車を乗り継ぎ、
たくさんの人が行き交う渋谷から、

また電車に乗る。

辿り着いた駅では、

学生らしき人がたくさん下車した。

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