女番長


あたしは、ベッドを囲むみんなの顔を、一人一人見た。


みんなが、あたしのために泣いてくれてる。
あたしは一人じゃないんや…

そう思えた。



自然にあたしの目から涙がこぼれる。


ありがとう。

あたし…

一人じゃなかったわ。








それから二日が経ち、車椅子に乗っていたあたしは、リハビリを受けることになった。


ガラッ


「お姉ちゃん!」

「里菜。」

「リハビリやって?私車椅子押すよ。」

「ありがとう。」



あたしが目を覚ましてから二日経った今、一つ気になってることがある。


それは、

みんなのあたしへの態度が妙に優しくなったこと。



あえて口には出さへんけど、ちょっと気になってた。



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