一男三女物語
三姉妹+弟
 
 「私の人生は、どうしてこんなについてないの?」

小野真紀はつぶやいた。

スーパーの買い物袋をもったまま止めて置いた車の前にきて立ち止まった。

「きゃ〜どうしよう?鍵つけたままロックしちゃった。」

携帯も車の中で鳴っている。

「公衆電話は……」

周りを見渡したがない。

「〇 T T のばかやろう!」

真紀はそうつぶやいてスーパーの店内に戻った。

「すみません、車の鍵つけたままロックしちゃたんですけど?」

スーパーの中で棚の整理をしている店員にいった。

「わかりました。けっこう多いんですよ!合鍵やさん呼びますね」

そう言って合鍵屋に電話をしてくれた。

「すみません!ドジで」

「10分ぐらいで着くそうです。駐車場で待っててください。」

真紀は駐車場の車の前で待つことにした。


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