一男三女物語
「私、頭の中が真っ白になっちゃって谷崎さんに抱きついたの!」

そしたら……

「そればOKと解釈していいんですね」

「そう言われて谷崎さんはまた、唇を求めてきたの」

真紀は、まだ目がうつろになっている。

その時宗一郎が……

「なんでキスしただけで、みんな大騒ぎしてるの?僕は毎日、帰りに愛ちゃんとキスして帰るけど!」

「はぁ?このマセガキ!」

宗一郎は一斉に三人にから総攻撃を受けた。

「私も頑張らなくっちゃ!」

早紀は獲物を狙うライオンのような目をして言った。
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