たった一人の… 【短編】
私はこの日を一生忘れない。だって、あなたが私のたった一人の恋する人から たった一人の愛する人に変わった日だから。そして、あなたのたった一人になれた日だから。
私は琉聖君との電話が終わるとすぐに、楓に電話をかけた。
羅『楓?私、琉聖君に本当の気持ち言ったよ。』
楓『本当に??で、結果は??』
羅『うん、琉聖君も私の事好きって言ってくれた…。』
楓『キャーッ☆やったじゃん、羅依!!おめでとう。』
楓は自分の事のように喜んでくれた。
羅『楓、ありがとう。楓が背中を押してくれたから、私、琉聖君の彼女になれた…。ホントにホントにありがとう。』
楓『何、水臭い事言ってんのよ。羅依は私の親友だもん、親友の応援するのは当たり前でしょ。』
私はホントに楓に感謝した。心の底から……。
楓、あなたは私にとってかけがえのないたった一人の親友です。これからもたくさん迷惑かけるかもしれないけど、ヨロシクね。 いつまでも優しくて綺麗で笑顔のステキなあなたでいてください。
そんな事を思いながら、私は眠りについた。
明日は琉聖君の彼女としての 初めてのデートだから寝坊する訳にはいかないから。