たった一人の… 【短編】
次の日。
♪〜
寝ていると、私の携帯が鳴った。
羅『ふぁい。』
琉『羅依〜いつまで寝てんだよ。起きろ〜!!』
羅『ん〜…って、えっ?今何時??』
琉『10時☆』
羅『えぇ〜。急いで用意するから。ゴメンネ。終わったら連絡する。』
琉『了〜解。そんな焦らなくてもいいから。じゃあ連絡くれなぁ〜。』
あぁ〜もう何やってんだろう。最悪。
私はブツブツ独り言を言いながら 急いで化粧をして ヘアーアイロンをかけていく。
30分後…
『ゴメンネ。もうすぐ終わるから、いいよぉ〜☆』
私は琉聖君にメールを送った。
♪〜
『了解。着いたらワンコールするから☆☆☆』
すぐに返事がきた。
私は急いで着替えた。
着替えが終わると、ワンコールがなった。
私は部屋を出て玄関に向かった。
『お母さん、今日は遅くなるから〜!!』
『気をつけてねぇ。』
そして、外に出ると琉聖君が待っていた。
琉『羅依、おはよう☆』
羅『お、おはよう。本当ゴメンネ。』
琉『いいって。どこ行きたい??』
羅『どこでもいいよ。』
琉『じゃあ任せとけ!!』
と言って 微笑んだ。
どうかこの笑顔が、ずっと私だけに向けられるものでありますように……。神様、お願いします。
私は琉聖君の隣りで、そう願った。