◇◆あじさい◆◇
その後、

和也は、何とかお父さんを説得させ、冬休みに入ると同時に、高校を中退し働きに出た。



沙織は、和也のたっての願いで、何とか妊娠を隠し、無事に高校卒業を迎えた。



裕介は、少しでも両親の期待に応えようと、必死で勉強して、地元の大学へと進んだ。




とっつぁんは、

小さな町工場に就職したと、誰かが話していた。





私は、父の紹介で小さな会社の事務をしている。
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