◇◆あじさい◆◇
花火の途中、沙織が耳元で尋ねた言葉に、私は首を横に振った。でも、沙織への感謝の気持ちを伝え様と、私が繋いだ手を沙織は、そっと握り返してくれた。




帰り道、
沙織は1人、「和也のバイトが終わる時間だから…。」と、綿アメを抱えスタンドへ向かった。



沙織と別れた私達は、再び歩き出した…。花火が終わり、静まりかえった夜空には、たくさんの星が輝いていて…夜風が少し気持ちよかった。
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