PRINCESS story
「奏斗は、理由を言っていましたか?」
「いえ…いくら王様が尋ねられても、自分は王子に相応しくないの一点張りで…」
「……私、中に行ってきます」
「琴葉様、どうされるおつもりですか?」
「私が、本当のことを話します」
「…本当のこと?」
私が今やるべきことは、王様に本当のことを話すこと。
奏斗は、私を守るために理由を言わずに王子の座を降りようとしてる。
そんなの、だめだよ。
だから、私が本当のことを話す。
きっと、王室内は大変な騒ぎになってしまうし、私はその責任を取らなきゃいけないことになると思う。
それでもいい。