叫び



「…あなたはつまり私が息子に虐待をしている、と言いたいわけですね。でも……自分が産んだ子どもに虐待なんてするわけないじゃないですか。私は何もしてませんよ。」




―――本当に?




でも私はあの男の子の普通ではない雰囲気を感じたんだけど…





しつこく問い詰めたかったけど、あまりにも母親の目がまっすぐ私をとらえ、後ろめたさもなさそうだったので、全く納得はいかなかったけれど聞くのをやめた。




「……そうですよね、なんかすみません。時間もとってしまって…」



「良いんですよ。コーヒーごちそうさまでした。」






じゃあ、と言って母親は帰って行った。




もう私にはわけがわからない。



ニュースで最近よく聞くからそういうのに敏感になっているのかも知れない。






でもそんなので見過ごして良いんだろうか…







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