叫び
それから1週間ほど経った休日。
いつものように買い物から帰ってきた夕方、向かいの公園を見た。
前男の子と話した時から、明るい時間帯に公園付近を通る時は公園内を見渡すようにしている。
―――今日はいるかな…
ブランコには座っていないけど、今回は奥のベンチで俯いている。
私はまた話そうと男の子のところに行った。
「こんにちは。お姉ちゃんのこと覚えてる?」
私が微笑みながら話しかけると、男の子は私の方を見て頷いた。
「そういえば、お名前は?」
「………」
男の子は口を少し動かそうとするけれど、なかなか言ってくれない。