もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】
「学校も辞めるか?」



そう言ってあたしのネクタイをつかみ、シュルッとほどく。



「誰が金を稼いでいると思っているんだ」



あたしを見下ろす哲也の瞳が冷たく揺れ――…




あたしは、唇をかみ締めた。









「わかった。
出て行く」



「え?」



あたしの言葉が、予想したものと違ったらしく。



哲也はかなり驚いた顔をした。

< 121 / 708 >

この作品をシェア

pagetop