最恐彼女と一途な彼氏


テスト前だったので私は図書室で勉強していた


そしたら近くの席から
『ぐ〜〜』
って聞こえてきたんだ


最初のうちは
(お昼前だから仕方ないっか)
って思ってたんだけど
テスト前のピリピリした時期に
その呑気な音がどうしても許せなくてパンを投げつけたってわけ。



「その節はどうも…」

「覚えてくれてたんですね!!」

「あ、あぁ」

「あのー図々しいとは思ったんですけど………………………
友達になって下さい!!!!!」

「別にいいけど」

「ほんとですか!?ありがとうございます!!」

「あんた、名前は?」

「住吉太一です」

「私は坂井結菜。よろしく。じゃ」

「はい、また!!」


こうして私達の友達関係は始まった



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