純粋な妖弧な私は老いる事も死す事もない。
だが…才蔵の、人間の血の混ざった。
半妖の翡翠は違った。
人間の様に老いて行き…死んでしまった。
翡翠の体は才蔵のお墓の隣に埋葬した。
お墓はには、翡翠の好んだ桜の木を植えた。


私はまた…独りになってしまった。

毎年、桜は優雅に美しく咲き誇った。
桜を見る度に2人を想い出す。




これが…私の過去であり、今も想い続ける彼、才蔵との思い出。


そして…才蔵に瓜二つの男を目撃したのは、そんな桜が咲く季節。
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