時を超えた恋 - 新撰組と毒舌最強少女 -【完】
瑠『まあな………壬生浪士組の最初の事件……と、私の時代では言われているくらいだからな。』
土「そうか………。」
そして瑠偉は語り出した。
1863年6月3日
芹沢、山南、沖田、永倉、斎藤、平山、野口、島田の8人が大阪へ行く。
そして、舟に乗るも、斎藤が腹痛を訴える。
舟を降りて、曾根川にかかる橋で力士と遭遇。
道を譲るか譲らないかで言い争い、芹沢が力士を鉄扇で殴ってしまう。
そこで力士が退いた。
しかし吉田楼で一泊しようとしたところ、力士達が押し寄せ乱闘。
力士何人かが負傷。
瑠『それが、“大阪力士乱闘事件”、だ。』
土「大事じゃねーか………。」
土方は額に手を当て、ため息を吐く。
おそらく、これからのことを想像してだろう。
しかし瑠偉は違った。
瑠『………まさか、な。』
そして、また数日後ー…
沖「瑠偉さーん!ただ今帰りましたー!」
瑠『おかえりなさい。………抱きつかないでくれます?』
大阪へ行っていた一行が帰ってきた。
沖田は一直線に瑠偉の元へ行き、抱きつく。