最愛ダーリンの♥Sweet Kiss♥
友人としてだけ
はぁくんは瑠琉に笑顔をくれた。


瑠琉の心はもう
はぁくんで一杯だった。


はぁくんに触れるたび
恋心は募る……
でも受け入れてくれる余裕は
なかった……。



学校で改築工事が始まった。
いつものように
工事の横を生徒たちが
通り過ぎていた。


昼休みにバスケをしに
グランドに毎日
飛び出して行く。


そのたびに
瑠琉にも声をかけてくれて
その日は瑠琉も外で
遊ぶ気になったので
はぁくんたちについて
工事現場の横を通り過ぎた時


カタカタ…
おかしな音がした。


笑い声でその音は
はぁくんには聞こえてない。


瑠琉はその音の方向を見た。


立てかけられていた
建材が崩れてきて
はぁくんの方向めがけて
倒れかけていた。



瑠琉は咄嗟に走り出して
はぁくんの背中を思いっきり
押しだした。



その拍子二人は転んで
建材は瑠琉の足の上に……


それが原因で

瑠琉は夢を
あきらめる結果になった。
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