最愛ダーリンの♥Sweet Kiss♥
落ち込めば
落ちこむほど
優しいはぁくんが見られて
瑠琉はうれしかった。


優しいはぁくんが
責任を感じて
自分を選ぶように
どんどん追い詰めていく



「もう肇がそばにいないと
ダメかもしれない……。
夢も希望も…
全部無くなった……」


そう言って
はぁくんの胸で演技した。


肇がいないと…

それは本当のこと
夢も希望もは
もう新体操にはウンザリしてたから


リハビリに付き合ってくれる
はぁくんに
足をひきづって歩いて見せれば
病室に帰る道は
はぁくんが優しく支えてくれた。



「肇がいてくれれば
前を向いて生きていける……
私のこといつも支えてほしい…
肇にとってあなたが全てなの今は…」



涙を流せばもう
はぁくんが瑠琉を
抱いてくれるのはわかっていた。



「そばにいるよ。
瑠琉の気のすむまで……」



「私を一番にしてくれる?」



「うん……」



瑠琉は夢と引き換えに



はぁくんを手に入れた。


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