未完成な僕ら


「えっ!ほんとに?」

なぜか嬉しそうな悠葵にもう一度、うん、と答える。

悠葵は校庭に目を移して、「ん~…」とか言いながら何か考えはじめた。

てゆうか、あたしが学校の人と普通に会話してるとか笑える。

保育園以来?

どんだけ友達いねぇんだ自分、と内心苦笑しつつ悠葵を眺める。

身長は小さくはないけど、あたしよりも小さいと思う。

顔は小さくて、鼻は小さめ。


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