未完成な僕ら


「おはよう長田」

笑ったせいでもっと幼くなった先生の顔。先生は持っていた物を教卓におくと、あたし達のところに寄ってきた。

先生はあたしを見るなり

「おっ、もしかしてお前神崎実都か!?」

と言った。

「…そうですけど」

「そっかそっか。今日は来てくれたんだな!昨日休みだったから心配してたんだ。」

…コイツか
わざわざお母さんに電話したのは…

「俺、担任の倉田恭佑(クラタ キョウスケ)。よろしく」

そう言ってから、あたしの隣の机に腰掛ける先生。

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