未完成な僕ら




先生がいなくなった後、悠葵と雑談しているとポツポツと席が埋まり始めた。

まだ入学から2日目だからか、教室の中はあまり騒がしくない。

悠葵に聞いたところによると、このクラスは違う中学出身の子が集まってるらしい。

他のクラスの悠葵の友達は仲良し同士が一緒みたいだけど、5組と6組はごちゃ混ぜっぽい。


周りを見渡すといかにも勉強できますってかんじの人とか、オタク系の女子がいたりする。

清樺の校則はそんなに厳しくないから、中には髪を染めてる子もいるようだ。

あたしの目の前でペラペラ喋り続ける悠葵の頭も、少し薄茶色。

髪の毛をじーっと見るあたしに気づいた悠葵が、アシメになっている前髪を摘む。

「コレ色抜いてるわけじゃないんだよね」

「地毛?」

「そうそう。小学生んときに水泳とサッカーやってたから、どんどん薄くなっちゃってさ」



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