未完成な僕ら
「へ~」
そうゆうもんなんだ…。
「実都は?少し赤みがかってんじゃん」
「あたしも地毛」
傷んできている髪を手にとって眺めていると、いきなり頭に手が置かれた。
驚いたあたしがバッと顔をあげると、目の前の悠葵と目が合う。
勢いよく頭をあげたあたしにびっくりしたのか、悠葵は手を宙にうかしたまま固まっている。
「…わりぃ。触られんの嫌だった?」
申し訳なさそうな顔をして聞いてくる悠葵。
「あ‥そうじゃなくて…」