Kの純情∞Uの欲情
楽しみを後に取っておくというのも悪くない。

そう自分に言い聞かせながら、

来月待ち受けているビッグイベントに向けて装飾された並木道を

軽やかなステップを踏むように進んだ。



これは意地悪でも当てつけでも何でも無い、


あくまで反抗なのだ。



そんな子供のような悪戯を隠し持った心を、

冬の風がスーっと吹き抜けていく。



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