ハートを狙え!【先輩とあたし、秘密の練習】
着いた先は、近所の公園兼野球場。
と言っても、ベースなんてなくて、小さめのフェンスと粗末なピッチャーマウンドがあるだけ。
先輩は持参のバッグから、バケツ一杯のボールと、ストライクゾーンが4分割されている的を取り出した。
それから走ってフェンスに行き、的をくくりつける。
「あたし、何をすればいいですか?」
「投球フォームを見てて欲しいんだ」
「先輩、最近変えましたよね?」
「よく分かったね」
「毎日見てますから!」
先輩は柔らかく笑うと、ゆっくりとマウンドに立った。
と言っても、ベースなんてなくて、小さめのフェンスと粗末なピッチャーマウンドがあるだけ。
先輩は持参のバッグから、バケツ一杯のボールと、ストライクゾーンが4分割されている的を取り出した。
それから走ってフェンスに行き、的をくくりつける。
「あたし、何をすればいいですか?」
「投球フォームを見てて欲しいんだ」
「先輩、最近変えましたよね?」
「よく分かったね」
「毎日見てますから!」
先輩は柔らかく笑うと、ゆっくりとマウンドに立った。