キケンな幼馴染み。
向った先は、いつもの公園。

ベンチに腰掛けてから、無言の時間が流れる。


「…みゅー、手つないでいい?」


しばらくして悠くんが小さな声でそう聞いてきた。

私がうなずくと、悠くんはギュッと手を握り締める。

悠くんは絶対何か不安を抱えている。

私は確信した。
< 184 / 227 >

この作品をシェア

pagetop