保険医と恋する?
解き終わってから座ると後から声をかけられた親友兼相談相手の中田原龍だ。
勿論小さな声で。



『梁お前どうしたんだよ?いきなり大きな声出しちゃってよ。』
『まぁ…色々と…な。』



俺は苦笑い。
すると龍はあぁ乃愛ちゃん?
なんて言うもんだから俺は黙って前を向いた。



『…と言うわけで数学の授業を終わる、このやり方覚えとけよ?テストに似たような奴出るから。』


号令の後、俺は机に突っ伏した。


『あぁ〜気分わりぃー。』
『それはいつもでしょ?』


そうそう…乃愛ならこう言うよなぁ…って



『乃愛!?』
『なっ何よ、突然。』



顔を上げると乃愛が立っていた。
つい、大きな声が出てしまったがあえて気にはしない。



『何でお前がいんだよ?』
『何よ来ちゃ悪いの?梁に用があるから来たのに』



つい、気持ちとはからわまりな接し方になってしまう自分に嫌気がさす。



『で、俺に何の用?』
『っこのとおり!だからお願い!』



いきなり両手を合わせた乃愛。
たまにコイツは意味不明だ。



『は?何がだよ?主語を言え主語を。』
『理科の教科書忘れちゃって…次理科だから貸して欲しいなぁ〜…なんて。』


どうしよっかなぁ〜
でも、やっぱり苛めたくなってしまう俺が憎い


『…………嫌だね。』
『………はぁ!?何で?』


ぷっ今の乃愛の顔最高!
ビックリした犬の目みたいだわ。


『忘れた奴が悪い、だから帰れ。』
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