さよならの準備




キャバ嬢やし
それなりの顔だし
それなりの体だった



「鳴くなよ??」


好きでもない女の
喘ぎ声わ
耳に障る
耳障りになる



必死で我慢してる
そんな鈴音をみて
さらにいじめたく
なった


「鳴いてもええよ」

と言いつつも
口を塞いでやったから

時々漏れる
甘い声を
俺わ美菜以外に
心地良いと思った
女をやっと
見つけた。


少し低く
萎えた猫のような声




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