拘束お姫様 *番外編開始



「他、に・・・知っている事は?」


震えている声で、けれど冷静を装って 彼女は彼を見つめる。



( 王子様、実は、彼女の腰部辺りに――― )


彼女を汚れた服から、ネグリジェへ着換えさせたメイドが、 暗い顔をして それを告げたのを、彼は思い出す。



「・・・・・・・ないけど」


少し間があったのにも関わらず、シンデレラは安堵の胸をなでおろす。




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