迷姫−戦国時代
少年が美羽の方へ見て
「美羽様、俺に名を与えて下さい」
「“名”をですか」
きょとんとした顔で
「(姫様が名付け親ね・・・さてどんなのを付けるか)」
「決まったです!!」
パァと明るくなり
「貴方の名前は宮火(みやび)姓は園部で」
「宮火、園部 宮火。光栄です、ありがたく頂戴いたします」
少年の目には正気を取り戻した様にとても明るい表情をした
「よかったな君、園部 宮火か、うん良い名前だな。
―――園部?」
「はい。確か園部にはまだ跡取りが居ない様なので宮火を養子にと思い付けたのです」
ニコニコと微笑んで言う姫様の言葉に浅波は
「姫様、何を勝手に・・・っ!!それに園部殿はまだ娶ってもいない方なのですぞ。いくら姫様でもそれは・・・「浅波、では他に誰がいますの?」・・・申し訳ございません。なんでも無いです」
浅波は主に仕えている家臣の一人、園部を気の毒に思いながら姫を抱え山を下山していた
宮火は自分で降りれる様なので隣で歩いていた
その後城に着くや否やキヨにお説教されたのは言うまでもない
何故か三人で
「キヨ殿、俺と宮火には関係ないのでは」
説得する浅波とそれに頷く宮火だが
「おだまりなさい。そうでなくとも貴方がたも同罪でございます」
「「そんな・・・!!」」
結局キヨに叱られたのであった
「美羽様、俺に名を与えて下さい」
「“名”をですか」
きょとんとした顔で
「(姫様が名付け親ね・・・さてどんなのを付けるか)」
「決まったです!!」
パァと明るくなり
「貴方の名前は宮火(みやび)姓は園部で」
「宮火、園部 宮火。光栄です、ありがたく頂戴いたします」
少年の目には正気を取り戻した様にとても明るい表情をした
「よかったな君、園部 宮火か、うん良い名前だな。
―――園部?」
「はい。確か園部にはまだ跡取りが居ない様なので宮火を養子にと思い付けたのです」
ニコニコと微笑んで言う姫様の言葉に浅波は
「姫様、何を勝手に・・・っ!!それに園部殿はまだ娶ってもいない方なのですぞ。いくら姫様でもそれは・・・「浅波、では他に誰がいますの?」・・・申し訳ございません。なんでも無いです」
浅波は主に仕えている家臣の一人、園部を気の毒に思いながら姫を抱え山を下山していた
宮火は自分で降りれる様なので隣で歩いていた
その後城に着くや否やキヨにお説教されたのは言うまでもない
何故か三人で
「キヨ殿、俺と宮火には関係ないのでは」
説得する浅波とそれに頷く宮火だが
「おだまりなさい。そうでなくとも貴方がたも同罪でございます」
「「そんな・・・!!」」
結局キヨに叱られたのであった