ビタースウィート・レッスン 〜聖夜に特別レッスンを〜
どうやらホール全体を
見回ってるのかな?

さりげなーく各テーブルの
様子をチェックしながら、
静かに通路を歩いてる。


オーダーまだだから、それ
ついでに声かけられれば
ちょうどいいんだけど……
ここからじゃ彼を呼ぶには
ちょっと遠い。

手あげても、きっと別の
店員さんが来ちゃう。


「う〜っ、
こっち来い、来いっ!」


ジーッと視線を送りながら
念じるように囁いてたら――
やった! 願いが通じた!?


「あ、こっち来そうじゃん!」


瞳子も声を弾ませる。


「ウン! 

オーダーと一緒に挨拶するよ!」





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