ビタースウィート・レッスン 〜聖夜に特別レッスンを〜
あたしはゴクリと息を飲み
込んで緊張を抑えながら、
足音が充分近づくまで待って。


確実に距離が縮まった
ところで、狙いすまして
声をかけた。


「すいません、オーダーを――」


「はい、かしこまりました」


返事と共に返ってくる
スマイルが甘いっ。

これはメープルシロップ並だわ。


スタタッてテーブルまで
近寄ってくれた彼に、
あたしはおずおずと、


「あの……マッキーさん
ですよね?」


「え………?」
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