ビタースウィート・レッスン 〜聖夜に特別レッスンを〜
「え………?

な、なんでっ??」


「あぁ。今年は事情が
あって、店の仕事がかなり
立て込んでて。

一時落ち着く予定も
あるんだが、もしかしたら
時間的な余裕がないかも
しれなくて」


申し訳なさそうに説明する貢にぃ。


あたしはそれを、どんな
顔で見てるんだろ?


自分じゃよくわかんない
けど……でもきっと
ポカンって口開けて。

……バカみたいな顔、
してたに違いない。



「まぁそうなの。

たしかに毎晩
遅いみたいだものね〜」


同情するみたいなママの声。
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