一番近い空


「お兄ちゃん、あたし行くとこなくなっちゃたよ」


「そうかな」


「そうだよ」


しんとした夜に、お兄ちゃんとあたしの声と、僅かにブランコのきしむ音が響いた。


「もうひとつ、あるよ。リョウ、気付いてるでしょ」
< 14 / 17 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop