《短編》一夜の想い
仕事から帰ってる時携帯が鳴った。

画面を見ると
愛しい人の名前があった。
"信ちゃん"

疲れが吹っ飛んだ。

「ハーイ。どうしたの?」

『梨絵今から会えないか?』

いつもは私の予定なんてお構い無しなのに…。

「えっ!?あっ、だっ大丈夫だけど…
何か合った?」


『じゃあ迎えに行くから。』



「切れちゃった…。」


やっぱり気のせいだよね。たまたまそう言う言い方になっちゃっただけだよね。


家に着いて直ぐ携帯がワンコール鳴った。

携帯と財布だけ持ち、家を出ていつもの場所に有る車に乗った。


「お待たせ。」

『おう。じゃあ行くか。』


車が向かった場所は
あの公園だった。
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